まっちゃんはニコニコしながら
隣を歩く。


「なにー?何か用事?」


よくわかんないけど何か
悪い事したっけー??笑
だって校長室に向かってるんだもん。



「んー?ちょっと小坂に頼みごとだ!」
「なんなの?」


まぁ着けば分かるさ、少し楽しそうに
歩くまっちゃん。
何か今日は機嫌いいなぁ、みんな。


そうこうしてるうちに
校長室前まで来ていた私とまっちゃん。
はぁー嫌だな校長と会うの。
だって校長は……


「校長先生、小坂連れて来ましたよ?」


まっちゃんの後に続く私。


「叶愛ぁぁ!会いたかったぞー!!」



だって校長は私の叔父さんなんだもん泣
パパの弟で小坂 翔一。まるで本物の娘みたいに
接してくれる。だけど溺愛されすぎ笑



「翔ちゃん分かったから離してー。」
「おー悪い悪い。で、叶愛にお願いがある!」



やっと離してくれた翔ちゃんは
少し真面目な顔で私と向き合う。



「なに?」


まさか金貸せ!とかー?
んな訳ないか笑笑


「転校生来るの知ってるだろ?そいつらの世話してくれ!」
「え?世話って何それ?」


何で私なんだろー??
とか思いながら私はソファーに
腰掛けた。


それに続いて翔ちゃんとまっちゃんが
向かい側にあるソファーに座る。