(続)それでも大好きなんです




「お、おう」



しばらくするとお父さんとお母さんが入ってきた。



「夏希さんとお付き合いさせてもらっています。中谷拓哉といいます」



拓哉は立ち上がって、お父さんに自己紹介をした。



「まぁ、座りなさい」



「はい」



そして、しばらく沈黙になった。

拓哉もいつ切り出そうか、そわそわしている。

よし!ここは私が!

私は意を決して話始めた。



「あのね、お父さんお母さん。私ね赤ちゃんができたの」



「赤ちゃんって…いつから?」



「もう3ヶ月だって。私この子生みたいの!だから大学も休学して拓哉と結婚したい」



「俺、夏希さんを幸せにします!絶対に泣かせたりしません!」



「ダメだ」