(続)それでも大好きなんです




「どっちも買えば?いっぱいあったほうがいいだろ?」



「そっかー。じゃあ、二枚ずつ買おっと!」



夏希は一生懸命、よだれ掛けの柄を選んでる。



「んー。これがいいかな?…いや、こっち?」



夏希はすごく優柔不断。


だから最終的には、



「こっちがいいんじゃね?」



「そう?なら、こっちにしよ!」



こうやって俺が決める。



「次はくつー!」



「夏希!あんまり騒ぐなよ。お腹の子も考えろよ」