(続)それでも大好きなんです




「あーあ、照れちゃって!さぁ、私たちは帰ろっか」



「えー、私まだいたい」



「二人の邪魔になるでしょ!」



彩子が無理矢理、莉子を連れていこうとする。



「彩子、別にまだいいよ」



「ダーメ!二人の時間は今しかないんだよ?子供が生まれたら大変なんだから」



そう言うと3人は帰っていった。



「あれ?あいつらは?」



拓哉がお風呂から上がってきた。



「もう帰ったよ。てか、拓哉早く服着て!」



「なんで?」



「風邪ひくよ!」



私は急いで拓哉に服を着せた。