「夏希、明日結婚式しよ」 「え?」 「金ないから公式なやつはできないけど、ドレスくらいは借りれる」 「うん」 「じゃあ、明日迎えに来るから。じゃーな」 「ばいばい」 俺は夏希に別れを告げてから、すぐに指輪を買いに行った。 まだ学生だし金もないため、1万円もしないペアリングを買った。 ドレスも2万くらいで借りれる店を探して、夏希に似合いそうなのを借りた。 友達や両親にも声をかけた。 「これでよし」 準備が整った。 あとは夏希を連れてくるだけ。