「よかったー」 「拓哉、私頑張るから。強くなる」 「おう。俺も頑張る」 「うん」 「それじゃあな。ちゃんと暖かくして寝ろよ」 「それじゃあね」 俺は電話を切った。 夏希の声を聞くと、どうしても夏希に会いたくなってくる。 「夏希…待ってろよ」 俺頑張るから。 お義父さんに何回断られても、めげない。 俺は毎日毎日、夏希の家に行った。