(続)それでも大好きなんです




「次の家でもたくさん思い出作ろうな」



「うん!」



一服してから、また荷造りを始めた。



「よし!終わった!」



「あとは業者さんに頼むだけだね!」



「おう!」



空と大地は疲れたのか、すぐに寝てしまった。


二人向き合って手を繋いで寝ている。



「仲いーね」



「恋愛感情にならなければ、いいけどな」



「前、空が大地のこと好きって言ってたもんね」



「まぁ、大地はかっこいいからな。空も可愛いしお似合い!」



「ちょっと、やめてよ!」



「冗談だよ」



「拓也が言うと冗談に聞こえない」