(続)それでも大好きなんです




「そりゃー、お金かかるし」



「だから決めてきた」



「ママ嫌なの!?」



「夏希ー、俺自分の部屋ほしい」



そうだよね。

アパート狭いもんね。



「わかった、明日から準備しよう!」



「やったー!」



「最高の誕生日だー!」



「ママ、パパ大好き!」



家を買ってくれて嬉しかった。

でも少し相談してほしかった。


しばらくすると、空と大地は疲れたのか寝てしまっていた。



「拓也、お金大丈夫なの?」



「夏希が心配することねーよ」



「でも…」



「俺に任せろって!」



「うん」