「だいちが、だいすきなの!」



空は大地のほっぺにキスをした。



「絶対にダメだよ!」



「そうだぞ!空、大地の他にもいい男がいる!」



「どうして?」



「ダメなの!」



「だいちは、そらのこときらい?」



「きらいじゃないよ」



「だって!」



まだ2歳なのに、どうしてこんなにませてるの!?



「拓哉、どうしよう」



「仕方ない。もっと大きくなったら、他に好きなひとできるよ」



「そうだね」



兄弟で恋とかないよね。



…うん、大丈夫だよね。