(続)それでも大好きなんです




「大地!走っちゃダメでしょ!」



「ごめんなさい」



「わかったならいいよ」



「なつき、だいすき!」



「パパと空は?」



「しらなーい」



「もう買っちゃおうか」



私は大地を連れて会計を済ませてから、フードコートでアイスを食べていた。



拓哉にはフードコートにいるってメールしたし、大丈夫か。



「夏希ー!」



「ままー!」



拓也が空を抱っこしてきた。



「いーな、アイス」



「いーだろ!」



「だいち、ひとくちちょうだい」



「だめー」