「バカ!んなこと、するわけねーだろ!」
「拓哉、嘘つきだから信じない」
「夏希ー」
「あ!そうだ!今度買い物行こっ!」
「どこに?」
「久しぶりに家族4人で映画見たり、買い物してご飯食べたり…」
「じゃあ、今度な!」
「うん!」
夏希にお小遣い制にされるって言われて、正直ショックだった。
でも、俺には金より夏希たちが大事だから別にいいやって思った。
袖からチラッチラッ見える傷痕が痛々しかった。
でも俺は、そんぐらいで落ち込んだりしない。
夏希が母親として強くなった証だから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…