(続)それでも大好きなんです




「ねー、作れないじゃん!」



拓哉が私を後ろから抱き締めてきた。



「夏希から離れたくない」



「もう…、じゃあ手伝って!」



「うん」



私は拓哉に色々と指示しながら作った。



「ご飯だよー。三浦さんもどうぞ!」



「ありがとうございます」



「なんか、遊んでもらちゃってごめんなさい」



「いーですよ!俺、子ども好きなんで」



「ありがとうございます」



「てか、これめっちゃ美味いですね!」



「ままのごはんは、せかいいちおいしいんだよ!」



「だな!大地は毎日こんなおいしいご飯が食べられて幸せだな」