分かってるよ。 強くなりたい。 「夏希、必ず迎えに来るから。それまで一人で頑張って」 「うん」 そう言うと拓哉は私から離れた。 「お母義さん、ありがとうございます。今日はもう帰ります。じゃあな、夏希」 拓哉はそう言うと帰ってしまった。 机の上にご飯がおいてあった。 お母さん。ありがとう。 お腹の子のためにも食べなきゃ。 でも食欲がない。 私って本当にダメなお母さんだね。