「本当にどうなっても知らないから」



そう言うと、どっかに走って行った。



「おい、お前いいのかよ?」



「大丈夫。万が一なんかあっても、夏希なら大丈夫」



「ふーん。お前の奥さん夏希っていうんだ」



「お前!人の妻を呼び捨てすんな!」



「優しくて気がきいて、さらに強い!…会ってみてー」



「お前ふざけんな!」