(続)それでも大好きなんです




「よし!出発進行ー!」



車まで広場にいった。

すごい綺麗な草原ですごく気持ちがよかった。



「うわー!そらっ!あそぼ!」



「うん!」



大地と空はリュックからボールを出して遊んでいた。


私と拓哉は近くの木陰にシートをしいて、2人を見ていた。



「なんか幸せだね」



「あぁ」



「大地って拓哉にそっくり」



「そうか?」



「顔もそうだし、甘えん坊だし」



「俺、甘えん坊じゃねーし」



「はー。自分で自覚がないんだね」