(続)それでも大好きなんです




「でもぱぱは、わるいひと!」



「もう、優樹が変なこと言うから…。優樹!ちゃんと責任とってよ!」



「え?俺!?」



「そう、優樹」



優樹は2人に一生懸命説明していた。



「拓哉、大丈夫?」



「あぁ、急になんだ?」



私はこれまでのことを全部話した。



「…優樹くん?」



やばい、拓哉かなり怒ってる。



「拓哉どうした?」



「優樹、今日で死んじゃうね」



「空ー大地ー!今からパパが悪いやつをやっつけるから、彩子のとこにおいでー」



その日は拓哉の怒鳴り声と、優樹の悲鳴が絶えなかった。