「仕事は?」 「早めに終わらせてきた」 「いいの?」 「大丈夫、大丈夫」 「なら、いいんだけど」 「こいつら、早く大きくならねーかな」 「どうして?」 「小さいと夜泣きとかすんだろ?そしたら、二人の時間がなくなんじゃん」 「いーじゃん!夜泣きしたら手伝ってよ」 「やだ」 「可愛い娘と息子のためだと思って」 「仕方ねーな」 ───────ガシャンッ 「え?なに?」 キッチンのほうから、すごい音が聞こえた。