(続)それでも大好きなんです




「拓哉?」



「ん?」



夏希の声が聞こえて目を覚ました。



「今、何時?」



「んー、昼の12時」



「まだ、そんぐらいか。拓哉、家に帰っていいよ」



「え?」



「家に帰って寝な」



「でも、」



「明日仕事なんだから、お風呂に入って早く寝て。拓哉一人じゃ起きれないから心配だけど、早く寝れば目覚ましの音で起きれるだろうし」