(続)それでも大好きなんです




「目が夏希に似てる」



「そう?」



「絶対に可愛くなるな」



「この子だって拓哉にそっくり。かっこよくなるね」



そう言いあって笑った。



「それじゃあ、旦那さんは病室で待っていてください」



「じゃーな」



「うん」



しばらくすると、夏希が戻ってきた。



「意外と早く生まれたな」



「あの子達の誕生日は、2月15日か」