「拓哉?」 夏希の頭をなでていたら、夏希が目を覚ました。 「夏希!?大丈夫か?」 「うん」 「予定が早まって明日になるらしい」 「そっか。よかった、なんともなくて」 「俺は明日仕事休むから」 「え!?…でも」 「大丈夫。お前と子どもを残して行くわけねーだろ」 「ありがとう」 「泣くなよ」 「あっ!チョコ!」 「え?」 「チョコ食べてね!せっかく作ったんだから」