(続)それでも大好きなんです





「あれは…」



「違うくないでしょ?拓哉だって浮気者じゃん!」



「違うって!俺は夏希だけだから」



「もう知らない」



私はソファーに座った。



「ねぇ、夏希?怒ってんの?」



「うん」



「夏希、ごめん」



「いや」



「ごめんって」



今謝ったよね?2回も!



「私の勝ちー!拓哉のバーカ」



「はぁ!?ふざけんなよ」



「ちょっと痛い!」



私は拓哉に腕を掴まれた。



「ちょ……たく…や」



拓哉は、いきなり深いキスをしてきた。



息ができないってば!



私が胸を叩いても離れてくれない。