それからしばらく美鈴は、自室にこもっていた。特別何かすることが有るわけでもなかった。



1人で




時間がやって来るのを、待っていた。




従兄弟の陽季が、部屋まで迎えに来てくれることになっていた。会場までのエスコート役を、美鈴は、陽季にお願いしていた。