「あっ、んんっ!」


 クスリの所為で身体が反応する度に正常な頭が屈辱に震え涙を流させる。


「だいぶ慣れたな。」


 指を引き抜くと膝に手をかけて無理やり開く。


「……ダメッ。」


 震える唇で抵抗しても身体は、物欲しそうにしている。


「“いや”…か。拒否権は、ないんだよ。」


 翔は、嗤いゆっくりと己を押し当てる。 言い知れぬ絶望が紫乃を襲う。


「力、抜かないと…今度こそ辛いぞ。」


「やっ!!っ、やめてっやめて!!」