上から見下ろされようやく悪魔の罠だと気が付いた。


「なっ、」


「大丈夫…気持ちよくなるクスリだから。」


 ニヤリと嗤い華奢な身体にまたがる。身体が痺れて言うことを聞かない。


「…何、考え…て」


 苦しい息の中呟く。

 紫乃の反応を無視して青年の冷たい手が身体に触れる。


―・―・―・―・―・―・―


「イヤッ、触らないっ、、で……」


「疼いてるだろう?大丈夫…俺は、上手いぞ。」


「あぁっ!!」