†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~

  

 頭がくらくらとし身体が熱かった。


「ホラ。」


 渡されたグラスを両手で持ち貪るように水を飲む。


 カシャーン


 手が震えテーブルに置くハズのグラスが置けずに倒れた。


「…ごめん、なさい。
(身体、あつっ、)」


 身体もカーペットに倒れる。微かな笑いが聞こえた気がした。


「紫乃。大丈夫か?」


「…部屋へ。」


 苦しい息の中で懇願する。


「帰れると…思うか?」


「?」


「悪いな、クスリ…入れた。」


「!?」