翔は、鍵をかけ滝沢が用意した食事をリビングのテーブルに並べる。 ガチャと鍵が開く音がして紫乃は、ベッドの上で医師が忘れ物をしたのかと思い気を緩めていた。 「紫乃…。」 「西森さん。」 身体を瞬時に強ばらせた。 2週間ぶりに顔を合わせた。 「今日は、話しがあってな。お前の両親の事件を調べている刑事がいるが逢って話しをしたいか?」 思いもよらない優しい言葉に紫乃は、戸惑った。自分の事を気にかけてくれないと思っていたから優しさに安堵した。