「大丈夫だ。最後までは、しない。それに…」 ワンピースの胸元の紐をゆっくり引いて解く。 「俺は、“上手い”ぞ。」 嗤う顔に寒気が走り身体が動かなくなった。力任せではなく優しく服を脱がす手付きがより一層恐怖を紫乃に与えた。 「フン。大人しい女は、いいな。」 手と瞳とは違い熱い翔の舌が身体を這い回る。下唇をキツく噛む。 逃げ場などはない。身体は、ひとつも言う事を利かずされるがまま。 「(誰かっ…助けて…)」 心の中で叫んだ。