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「お前は、俺の許可ナシに何も出来なくなった。」


「だから…?」


「頭が回らないのか?」


 冷たい声が自分を凍らせる。


「っ…!!」


 意味が解った。解りたくなかったが……。


「その部屋から出す気はない。」


「そんな、何故ですか?私は…後ろ盾がないんですよ!」


 涙をこらえて訴えた。


「そのうち逢いにいく。」


 通信は、ピッタリと止んだ。 また1人になった。



 幽閉されてしまう、心まで。