滝沢は、車椅子を差し出し優しく待っててくれたが質問も許されない雰囲気で仕方なく促されるままに手を借りて移乗した。 「これからは、ゆっくり心と身体を癒やして下さい。」 どこまでも紳士で優しい滝沢の胸でまた、泣いてしまいそうだった。 「先に行く。」 「さぁ、行きましょう。」 ゆっくりと車椅子を押され冷たい青年の後ろを歩く。“従えられている”感満載だった。 病院前に着いた。 「車に乗れ。」 目の前には、大きなリムジン。