†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~

  

「紫乃。」


「将大…昨日の事、許してないから。」


 紫乃は、何食わぬ顔でやって来た相手に怒りを露(あら)わにした。


「僕は、謝る気ない。紫乃とは、婚約してるんだしそう言う事があっても大丈夫だろう?」


 笑顔を向けて紫乃の唇を再び奪う。思いっきり平手打ちした。


―・―・―・―・―・―・―


「止めって、って言ったでしょ!!」


「逃げれないんだよ。」


 奪われる唇。


「ガキが粋(いき)がるな!」

 青年が現れ将大を床に投げ飛ばす。