「お任せを。」 会場は、盛り上がっていた。 》 》 「大久保さん。」 揺り起こされて目を覚ます。 「明日になったら先生からお話しがありますから。それまでは、安静になさって下さい。」 看護師は、下がって行った。 窓のないカーテンで仕切られたベッドには、情報を得られる物はなく看護師の言う事を聞くしかない。 うつらうつらとし始めたのは、夕刻くらいだった。 何やら周りが騒がしくなっているようだ。