「ほら、涼も來夢も早く座って!」


        
「あ。うん」

「じゃ、俺ここにする」

「サンキュー涼」

      

        
私はそんな2人のやりとりを呆然と眺めていた。


        
だって.......
春のあの日から神崎くんが私と距離を置くようになったから。

         
        

ほら、今だって席が

         
|  涼  | 悠騎 |
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|     |  私  |


        
って変化してる。