.......そして現在に至る。

       

こんな危機的状況になって一つ思い出した。

そういえば白石くんはいつも学年トップだった。

じゃあなんで教室に残っていたんだろう。

       

「........お前、何してんの??」

「あ?」

       
本当にヤバくなって目をぎゅっと瞑ったその時、

近くで誰かの声がした。