その夜、
涼くんに送ってもらって家に着くと
居てもたっても居られず、
芹菜に電話した。


涼くんの彼女になったこと、
涼くんとデートしたこと、
そして.....
涼くんが居なくなってしまうこと。


すべて話し終わるまで
黙って真剣に聞いてくれた。


「そっか.....
 でも來夢たちなら大丈夫だよ。
 それでも不安ならいっぱい、いっぱい、泣きな?
 泣きまくってそしてたくさん思い出作りな?
 まだ10日もあるんだから!!
 大丈夫。來夢たちなら」