♥鈍感男子の攻略法♥




「來夢、
 ほら観覧車が見えるよ♪」


私の心境を知らない涼くんは
とてもうきうきしてるようだ。


「うん...」

「來夢、
 最初はお化け屋敷いこ?」


え....

サアアアアア――――

そんな効果音があるかのように
私は一瞬で血の気が引いた。



何故ならお化け屋敷が