「は? 姫華のこと悪く言ったら 殺すぞ」 來智も引く様子は無い。 「ちょっとあんたたち 神崎くんが 待ちくたびれてるわよ!」 あまりにも 降りてくるのが遅いのを見かねて お母さんがやってきた。 「全く、心配して来て見れば 姉弟喧嘩なんてみっともない。 來夢、 早く着替えて準備しなさい」 余りの迫力に 姉弟揃って返事をし、 來智はお母さんと一緒に部屋を出て行った。