「おはよ」 機嫌はだいぶ悪いが 挨拶ぐらいはしてやるか。 「うん、おはよ。 そうじゃなくてなんか迎えが来てるよ ねーちゃんに」 ふーんそうかそうか 迎えがねぇーってはッ? 「なんで?」 「しらねーよ なんか、メガネ掛けてて 特にパッとしないような カッコイイともいえないような男だった」 來智のこの一言で 一気に眠気が覚めた。 「それって 涼くん?」