でっかくて、フワフワのソファ。
映画館みたいな大きさのテレビ。
リビングなんて、でか過ぎてどのくらいあるか分かんない。
そして、おおきな窓の向こうには
キラキラ光る海。
はー。たいしたもんだ。
「…なつかしいな」
ふいに、ハルくんが呟いた。
「ここ何度か、来たことあるんだ」
優しく笑いながら、ハルくんが言った。
「へぇ」
ハルくんと山口くんて、いつからの仲なんだろう?
そんなことを思っていると、山口くんが両手をパンっと叩いた。
「はーい!じゃあ海いきますか!!!」
…え??
「いやいや、あたしら水着ないんだけど?あとまだ海開きしてないし」
答えたのは、菜樹ちゃん。
そうそう、水着ないし。着替もない。
「大丈夫、大丈夫。海開きの日は仕方ねーけど、水着はダイジョーブ!」
そう言ってニヤリと山口くんは不敵に笑った。
…??
お金持ちの考えることは、イマイチ分からん。



