片手をズボンのポケットに入れて話すハルくん。
なんか、大人って感じだなぁ…
「…じゃあ、今から2人でそっち行くから。あぁ、待ってろ」
…?、またどこかに行くのかな。
「はい、ケータイ」
「あ、うん」
あたしは、ハルくんからケータイを受け取った。
「どっかいくの?」
ハルくんは、少し驚いたようで、ジッとあたしを見た。
「…レン達のとこ」
「え!ほんと!?じゃあ、菜樹ちゃんも一緒だ!」
フフフ♪菜樹ちゃんと山口くん…。
「じゃあ、いくか」
そう言って、マイペースに行ってしまったハルくん。
華奢だなぁ。
細く、長い指で、色素の薄いネコッ毛をポリポリかいている。
…っく!
す、好きだ…。



