隣のキミ








「2人きりにしてやるか」


そう言ってあたしの手を引いて歩き出したハルくん。


「え…ちょ」


ど、どこいくの?



あたしは、ハルくんに黙ってついていくことにした。



一体、どこにいくんだろう。




5%の不安と95%の期待が、あたしの心をグルグル回っていた。