また、心臓が跳ねる。
「そうだ!!!」
山口くんは何かをひらめいたように手をポンッとたたいた。
「明日休みだし!!みんなで勉強会しねぇ??」
…へ??
「なぁ?いいよな!みんな、同じ班になれた記念もこめて!!」
「さんせーーー!!!」
ええ!??菜樹ちゃんまで!?
そ、そんな…
「なぁ、ハルも行くだろ?」
「いや…俺は…」
……橘くんが、行かないならあたしも…
だって、菜樹ちゃんの恋を応援したいし!!!
この事をきっかけにこの2人の距離も縮まれば…
「なんだよーー。ノリわりーなぁ。じゃあ、美心ちゃんは??」
「あ…あたしも」
「ええ!!美心!」
菜樹ちゃんは目で『2人なんて無理だよ!!』って目をしてる。
だから、あたしは『菜樹ちゃんなら大丈夫!!!』って目で返した。



