訳が分からずハルくんの方を見ると、「おはよう」と言われた。
あたしも思わず、「おはよう」と返す。
いやいや、今あいさつしてる場合じゃないでしょ。
「ちょ、レン!説明して!」
怒ったように菜樹ちゃんが言った。
「これから、海に行きます!」
う、海!?
「まぁ、ちょっと季節外れだけどね」
「ちょっとどころじゃねぇだろ」
おどけたように言った山口くんに、ハルくんが冷静につっこんだ。
「ま、そうゆーことだから!切符も、もう買ってあるから!もう電車来ちゃうよ!」
強引にホームに押し込まれたあたしと菜樹ちゃん。
「はぁ、もうしかたないな」
「はは。あのペンションかぁ…。久しぶりだなぁ」
あの時は、こんな風になるとは思ってなかったな。
ハルくんと付き合うなんて…。
そう思いながら、チラっとハルくんの方を見ると、丁度目があった。



