「風邪、引くなよ」 「うん。ありがとう、送ってくれて…」 繋いだ手を離そうとした、そのとき―― 優しく、一瞬だけのキスをした。 あたしはただ、それをボーと受け入れるしかなくて。 でも、ハルくんと目が合った瞬間、顔が熱くなった。 「じゃ、また明日な」 そう言って、ハルくんはあたしの髪をクシャっと撫でた。