「あはは…」
2人の間に、気まずい空気が流れる。
な、なにか話さなきゃ…。
話題、話題―――…
「あの時と、逆だな」
「え…?」
「俺らがであった日。あの時は、俺がここで寝てて、そんで美心がここにきた」
「………」
あまりにも、優しい顔で話すから、あたしは泣きそうになってしまった。
「あんた、急に髪さわってくるからさ。正直ビビった」
「…ハルくんだって、急に腕掴んでくるから、びっくりした」
「だから、それはお前が髪をさわってきたからだって」
そう言いながらハルくんはあたしの髪を撫でた。
やめて。そんな、優しい手で、優しい瞳で……、
黒い感情が、溢れ出しそうになる。



