「美心ー!ホントに言わなくていいのー?」 今の時間は、朝話していた5限の体育。 男子は、すごいアクロバットをしているけど、ほとんどの女子はマットの上で雑談。 「だから、昨日も言ったけど…あたしは言わない!」 「…でも今日の朝、美心すごい“恋してるー”って顔して橘くん見てたよ?」 えぇ!?うそ!! あたし、そんな顔してた!? 「……きっと橘くんも美心のこと――――」 「――――きゃー!かっこいい!!」 菜樹ちゃんの言葉は、女の子達の大きな声にかき消されてしまった。