「…はは」 少しバタバタしただけで、なんだか疲れてしまった。 この店はけっこう賑やかで、さっきのあたし達をうるさいと思う人はいなかったみたい。 あたしはまた、時計に目を移した。 もう、6時か…。 外は、もう暗くなってきている。 あたしは、賑やかな店を出た。 冷たい風が、肌を刺す。 店の中は暖房が効いてたから、外は寒すぎる。 もう秋か…。 山は、もう赤く染まってきている。