「―――…と言う訳でして……」


顔を真っ赤にしながら、菜樹ちゃんは話してくれた。


きっとあたしも、顔が赤くなってる。



本当に、うれしい。


自分の大切なひとが幸せだと、自分もこんなにも嬉しいんだ。



「菜樹ちゃん…、おめでとう」


「ちょ…、そんな…」


真っ赤の顔を手で覆って、菜樹ちゃんは言った。



菜樹ちゃん、かわいい~~!!