隣のキミ






…………え。








さっきまで、大声を出して言い合っていたのがウソだったかのような沈黙が続く。



大きな木の葉が、ヒラヒラと、あたしと山口の間に落ちた。




先に沈黙を破ったのは、山口だった。


「俺が、先に言いたかった」


悔しそうな、でもどこか、嬉しそうな顔で山口が言った。




「……何を、言いたかったの?」


なんとなく、分かっていたけど、確かめたくて、聞き返した。