隣のキミ









「……今日は星が綺麗だなー」


まだ、家には入らず空を見上げた。


雲が無く、空気がとても綺麗。

キラキラと、無造作に散らばっている。




ずっと見ていると、吸い込まれそうになる。



「中に、入ろうかな」


そう思って、扉に手をかけた。


…ん?

ポストに、なにか入ってる?

視界の隅に写ったポストから、なにかはみ出している。


なんだろう?



あたしはそれを手に取って、宛名を見た。




「……え!?」