隣のキミ









少しずつ、美心に頬が赤くなっていた。


美心、ごめん。


ホントに、ごめんね――…。



あたしは美心を抱きしめた。


美心の体は、とても小さくて。

こんな小さな体で、あたしを守ってくれたの??



「なんで、なんで言ってくれなかったの!?!?」



美心は、あたしに笑顔を見せてくれていたのに。

こんな痛みを抱えながら、あたしの傍に居てくれた。





あたしの問いに、美心は答えようとしない。